育児と仕事は本当に両立できるのか？

そもそも両立とはどういう意味か？

仕事と家庭の両立、仕事と育児の両立なんてことをよく言いますが、そもそも「両立」ってどういう意味なんでしょうか？辞書で調べますと、「両方とも成り立つこと。二つともならび立つこと。」とあります。シングルマザーの場合は、生活のために仕事をしなければなりません。もちろん結婚生活をしていたときも仕事をしていたという方もおられるでしょう。ですが、夫と共働きで一緒に結婚生活を成り立たせていたと言う場合は、シングルマザーになったとたんに収入が大幅に減りますので、当然仕事の量も増やさなければなりませんよね。場合によっては例えばパート勤務なさっていたという方は、転職して正職員になることを目指すこともあるでしょう。

つまり、配偶者がいた時代の「両立」とシングルマザーになったときの「両立」では少し意味合いが変わって来るということです。配偶者がいる状態で仕事をしていたとして、それが両立できいていると感じている方でも、その状態が既にいっぱいいっぱいであったと言う場合は、シングルマザーになったとたんに「両立」に対して、もう無理と思うことがあるかもしれません。

育児か仕事か

本来、育児も仕事も同じラインに立たせて考えるほど重要視するべきものですが、人間はどういう立場の人であれ１日２４時間しか与えられていません。健康な方も病気と闘っておられる方も仕事をしている方もしてない方も、大人も子供も年齢や性別に関係なく平等にわけあたえられているもの、それが時間です。この限られた時間の中で、完璧に両立させるのははっきりいって無理です。ですので、どちらかに必ずしわ寄せが出て来ます。しかし、完璧にできないのであれば完璧にする必要もありません。そう考えると少し楽になりませんか？

仕事も育児も手を抜けと言うのではありません。ですが、例えば育児でも「ここは短縮できるな」とか「ここは人に頼もうかな」とちょっと肩の力を抜いて作業してみてはどうでしょうか？仕事についても、自分はシングルマザーだから人一倍一生懸命やらなければ認めてもらえない、というように常に気を張っていてもうまくいかないことだってありますよね。

自分一人で抱え込まないで

シングルマザーの方は、とかく悩み事をひとりで抱え込みがちの傾向があります。こんなこと相談してもどうせわかってもらえない、そもそもどこに相談すればいいのかわからない、そんな方が多いのではないでしょうか？実は今、シングルマザーを対象としたさまざまな団体が増えてきています。その中でも大手のサイト「日本シングルマザー支援協会」などもあります。登録料は無料ですので是非一度ご覧になってみて下さいね。