仕事と子育てどっちが大切？

どちらが大切なのか

よくあるドラマなどのセリフで「私と仕事とどっちが大事なの？」と女性が男性に言い寄る場面がありますよね。これを言ってしまう女性は嫌われるとも言われていますが、男性にしてみればどっちも大切であり、比べる基準では無いのです。仕事と彼女、仕事と妻、これを同じ舞台に立たせるのはおかしいからです。

また、仕事をしなければ生活はできません。ですので、このようなことを聞いてくる彼女に対して不信感を持ってしまう男性がいてもしょうがないですよね。ところで、この「私と仕事・・」のセリフを「子供と仕事」に置き換えるとどうなるでしょうか？これもやはり同じことが言えます。子供も大事ですし仕事も大事です。むしろ子供が大事だから仕事も大切にしなければならないのではないでしょうか？シングルマザーの方は、仕事をしなければ子育てできないわけですから、どちらが大事というのではなくどう両立させるのかが大切なのです。

子供の様子をみておく

ただし、これを子供に何もいわずにわかってもらえるかといえば、それは少し違います。もしかすると、子供さんは母親が自分を養うのに仕事を必死にしているのではなく、仕事が面白いから自分をほったらかしていると勘違いしてしまっている場合もあります。シングルマザーの難しい点は、子供とのコミュニケーションがどうしてもおろそかになりがちだということです。

どんな方にも１日２４時間しか与えられないのですから、シングルマザーになる前は子供を構う時間があった方も、シングルマザーになることでその時間が削られることだってもちろんあります。ですが、できるだけ子供とのコミュニケーションを取る時間を作ってみてください。親子であっても言わなければわからないことはたくさんあります。

ですので、子供の様子がどう変化していくのか、何か悩んでいないか、普段より食欲が落ちて元気がなければ、いつもより心を寄せてみる、様子をよく見るなど工夫なさってください。

子供にも理解させる

子供にとって、両親の離婚は正直なところ関係ありません。むしろ被害者だと感じている子供さんもおられるでしょう。また親御さんのほうでも、自分たちの身勝手で子供から父親を奪ってしまったと後悔する方もおられるかもしれません。しかし、シングルマザーという環境下で子育てする、子供は自分が一人で育てると決めたからには、それを子供にもきちんと理解させるのも重要です。いつまでも、子供に悪い、後ろめたい気持ちで接していると、子供の教育上もよくありません。

理解できる年齢であれば、何故離婚に至ったのか、これからどういう将来を描いて行くのかなど、子供さんとじっくり真剣に話し合う機会を是非持って下さい。