シングルマザーの子供の気持ちは？（死別の場合）

シングルマザーになられる経緯は、なにも離婚だけではありません。夫と死別された方もシングルマザーになります。このような方々を死別シングルと呼ぶことがあるそうです。離婚によりシングルマザーになられた方は、ご自身でその道を選ばれたという方がほとんどですので、シングルマザーになることへの覚悟のようなものがあると思います。

しかし、死別シングルの場合は望んでシングルマザーになるわけではありませんので、シングルマザーご自身の気持ちもなかなか整理がつかないというのが現実でしょう。昨日まで夫と協力して子育てをしていたのに、いきなり自分一人で何もかもしなければならなくなったと思ったらパニックになるのはわかります。

ですが、子供の気持ちも考えなければなりません。なお、夫と死別した場合も２つのパターンが考えられます。とても仲の良いご夫婦であった場合は、お子様の気持ちも辛く苦しいものになるのではないでしょうか。一方で、死別はしたもののその前に離婚を既に考えていた、夫婦仲は良くなかったという場合は、お母様も覚悟を決めやすいのでむしろ前向きに考えることができるのでは？と思います。

離婚シングルマザーも、死別シングルマザーも、将来どうするのか？結婚を考えて誰かと交際をスタートさせるのか、一生シングルマザーで過ごすのか、急いで決める必要はありませんが、ご自身と子供さんの将来を考えて、将来の家族像のようなもの、目標のようなものを決めるのも良いかもしれません。

死別にも、さまざまなご事情があります。昨日までお元気だったのに急に亡くなった、例えば交通事故などがそうですが、いわゆる死を全く認識していなかった上での死別と、長い間病気で闘病生活をされていて、ある程度死に対して覚悟をなさっていた場合でも違います。お子様が小さいうちは、いずれにせよ父親の死をどう伝えるかは非常にデリケートで難しい問題です。お子様がある程度育っておられて、死というものを理解しているのであれば、どうやって一緒に乗り越えようかも考えなければなりません。