【本音】シングルマザーをいらっとさせる考えと言葉
可哀想・気の毒ではない
シングルマザーの方々の中には、シングルマザーになろう、シングルマザーとして生きて行こうと自ら選んでシングルマザーになった方が多いのです。このような方々に対して「可哀想」とか「気の毒」と思うのは少し違います。シングルマザーという生き方も、ライフスタイルのうちの一つ。ですので、シングルマザーに対して憐みの感情で接するのはよくありません。
かくいう私の母親もシングルマザーですが、シングルマザーになってからの方が結婚生活を送っていた頃よりもずっといきいきとのびのび生活しています。ですので、私自身は他のシングルマザーの方に対しても、気の毒だなとか可哀想だなというような目で見たことは一切ありません。むしろ、自由になって良かったなとさえ思います。
同情は不要
シングルマザーの方に心を寄せることは大切です。やはり悩みや問題を多く抱えておられるのは事実です。しかし、何もできない、力になれないのであれば同情もしないことです。その気もないのに「何かあったらいつでも言ってね」というのはシングルマザーにしてみれば、いらっとするのです。もちろん、本心から言ってくれるのであればこんなにありがたい言葉は無いのですが、日頃口だけで何も力になってくれない人からそんなことを言われても、お世辞程度にしか取れません。
昔、家なき子というドラマの中での決め台詞、「同情するなら金をくれ」というのがありましたが、本当にその通りで同情するのであれば「これ、子供さんに食べさせてあげてね」とお菓子のひとつでもくれるほうがよほど良いのです。
お節介な言葉に傷つく
また、ご年配の方に多いのですが、「あなたも早く結婚しなさい」「いつまでもシングルマザーのままだと子供がかわいそうよ」というような方がいますよね。もちろん、その人のためを思って言ってくれているのはわかりますが、大きなお世話なのです。結婚生活に未来を見いだせないから離婚してシングルマザーの道を選んだのですから。それに、誰に言われなくともその人にとって素晴らしいご縁であれば、自然に再婚しますし、本人もお子様も幸せになれる道を、シングルマザーは自分で選択することができるのです。
人の言葉は、凶器になるとさえいわれます。何気なしに発した言葉が、相手を物凄く傷つける場合があります。相手のことをよく知らないで状況だけを聞いて言葉を発するのは注意しなければなりません。
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