【あるある】だから片親は・・・と言われてしまう

かつて、日本では特に昭和の時代までは離婚することについて、マイナスのイメージしかありませんでした。また、死別シングルになったとしても、「子供のために早く再婚せよ」というような風潮があったことは否めません。しかし、最近では離婚というものが前向きにとらえられるようになり、ひとつのライフスタイルとして確立しつつあります。

ただし、これもまだまだ地域差もあってシングルマザーに対して偏見を持っている人々もたくさんおられます。例えば、子供さんが何か悪いことをしてしまった場合、同じことをしていてもシングルマザーの子供だけ叱られてしまうということも少なくありません。そういう場合はたいてい「これだから父親のいない子はダメなのだ」と言われてしまうのです。

子供が、いたずらしたり大人に叱られるのは、ある意味当たり前のことです。むしろ、近年物分かりがよすぎる子供が多く、大人になってから爆発してしまう、つまり反抗期を経験していない子供が多いことが問題にもなっています。それなのに、同じことをしているにもかかわらず、シングルマザーの子供さんだけが叱られるなんて理不尽極まりないのですが、現実にこのようなことが残念ながら起こっています。

また、シングルマザーの方の方でも、「片親だとばかにされたくない」「片親だからこそ、厳しく育てよう」と子育てについて持論を持たれている方も多いのではないでしょうか？それは決して悪いことではありませんが、本当に重要なことは子供さんご自身が、シングルマザーの家庭に育ったことを恥じないこと、そして他人を両親が揃っているかいないかで判断しない、差別しない子供に育てるのが大切だと思います。

もし、あなたの子供さんが何かいけないことをして叱られた時は、それが本当に悪いことであれば注意すべきですが、そのあとに誰かに「だから片親はダメなんだ」というようなことを言われても無視しましょう！両親が揃っていないから悪い子、揃っているから優秀な子というわけではないのですから。